サイト内の用語解説
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本サイト内には、一般の方には判りにくい用語が使用されています。下記は、判りにくいと思われる用語の解説がしてあります。参考にしてください。
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【販売サイズについて】 開花サイズ:開花可能な大きさの株ことです。花、ツボミが付いている訳ではありません。 1作開花サイズ:1年間(1シーズン)栽培すると、開花サイズになる大きさの株のことです。 2作開花サイズ:2年間(2シーズン)栽培すると、開花サイズになる大きさの株のことです。
【その他の用語】 オリジナル株:交配によって、新しく作出された株のことで、通常、沢山の兄弟株から選抜され、特に優れた性質をもった株のことを指します。(自生地由来品種から選抜された、優れた性質をもった株も同様に呼ばれます)
MC(株):(メリクロンの略称です)上記のようなオリジナル株を、メリクロンで増殖した、いわゆるクローンされた株のことです。洋ランの世界では、一般的に行われる事で、これにより、高価なオリジナル株と同じ個体を、安価に入手することができます。
オリジナル分け株(分け株):メリクロンでは無くて、株分けによって増やされた、オリジナル株の分け株のことです。
自生地由来種(品種、株):自生地で採取され、通常、株分けによって増やされた株のことです。
実生(株):(みしょうと呼びます)交配によって、作出された苗のことです。
(x self)、セルフ(株):自家受粉(同一株で交配すること)によって、作出された実生苗のことです。
(x sib)、シブリング(株):同一品種同士を掛け合わせて、作出された実生苗のことです。 (例)C.maxima
(‘Black Willow’בMonster Lip’)
ヘゴ付き、コルク付き:ヘゴ(熱帯に自生するシダの一種)板や、コルク板(バージンコルク)に付けられた株のことです。
花径:通常、花の横径(花の端から端まで)のことを言います。当園では、縦径も記載しています。
【花の色】 基本的には、下記の4種類で表記します。(通常、原種に対して使用します) tipo(チポ):いわゆる普通種のことです。通常、あまり表記することはありません。
alba(アルバ)、album(アルバム):いわゆるアルビノのことです。通常、白い花のことを言います。
semi-alba(セミアルバ):リップのみ赤色(紫紅色)で、セパル、ペタルが白い花のことです。
coerulea(セルレア):ブルーの花のことです。
他にも、下記のようなものもあります。 concolor(コンカラー):セパル、ペタル、リップ共に同じ色の花のことです。
rubra(ルブラ):通常種より、セパル、ペタル、リップ共に濃色の花のことです。
★花の色ではなく、明らかに通常の個体と違った特徴の花があります。 aquinii(アクイニー):リップと同色の色のクサビが、ペタル先端部から大きく入る花のことです。
flamea(フラメア):ペタルの基部から先端まで、又は、先端部分の中心線に沿って、太めの濃色の筋が入る花のことです。
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花の部位の説明
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コラムは、おしべとめしべがあるところです。 洋ランは、花粉ではなく、花粉塊(かふんかい)と言って、大きめの塊が、先端部の蓋(キャップ)を外すと、4~8個入っています。 めしべは、先端部分の内側にあり、通常、粘ついています。 この部分に、他の花の花粉塊を付けると、交配完了です。
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葉の下の棒状で膨らんでいるところをバルブと言います。先頭のバルブのことをリード(リードバルブ)と言い、複数バルブある内、後ろの古いバルブのことを、バック(バックバルブ)と言います。(バックバルブを切り離し、新芽を出させた株を、バック吹き株と言います) 株が成熟し、開花可能なサイズになると、新芽の成長に伴って、シースが形成されます。花(ツボミ)はこの中で成長し、やがて、シースを破り花を咲かせます。シースができたら、花が咲くサインです。(例外もあります)
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花の分解図です。 セパル(萼片)は、ツボミの時、花を覆っている部分です。 上のセパルをドーサルセパル。下の2つのセパルを、ラテラルセパルと言います。 花弁は、ペタルと言います。 唇弁は、リップと言います。
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